(仮訳)ベラルーシ産Xanthoparmelia属地衣
Tsurykau, A., Golubkov, V. & Bely, P. 2018. The lichen genus Xanthoparmelia (Parmeliaceae) in Belarus. Folia Cryptogamica Estonica. Available at: http://ojs.utlib.ee/index.php/FCE/article/view/fce.2018.55.13 [Accessed March 19, 2022] 【R3-09337】2022/3/19投稿

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3行まとめ

ベラルーシから6種のXanthoparmelia属地衣を報告した。
そのうちX. angustiphyllaおよびX. deliseiはベラルーシ新産種となった。
ベラルーシ産Xanthoparmelia属地衣の検索表を掲載した。

(ベラルーシ新産種)

Xanthoparmelia angustiphylla (Gyelnik) Hale
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【よく似た種との区別】
Xanthoparmelia conspersa(キクバゴケ)
ベラルーシに分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
地衣体が帯黄緑色
地衣成分としてウスニン酸を含む
硝酸に対する呈色反応が陰性である
本種と異なり裂芽を欠くのではなく有する

(その他掲載種)

Xanthoparmelia conspersa (Ehrhart ex Acharius) Hale
キクバゴケ
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【よく似た種との区別】
Xanthoparmelia angustiphylla
ベラルーシに分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
地衣体が帯黄緑色
地衣成分としてウスニン酸を含む
硝酸に対する呈色反応が陰性である
本種と異なり裂芽を有するのではなく欠く
Xanthoparmelia isidiovagans
ヨーロッパに分布する
地衣成分(髄層)が同一
裂芽を有する
本種と異なり地衣体が放浪性である
Xanthoparmelia plittii
ヨーロッパに分布する
地衣成分(髄層)が同一
裂芽を有する
本種と異なり地衣体下面が淡色

(ベラルーシ新産種)

Xanthoparmelia delisei (Duby) O. Blanco, A. Crespo, Elix, D. Hawksworth & Lumbsch
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【よく似た種との区別】
Xanthoparmelia loxodella
地衣成分としてグロメリン酸およびグロメリフェリン酸を含む
本種と異なり裂芽を欠くのではなく有する
Xanthoparmelia loxodes
ベラルーシに分布する
地衣成分としてグロメリン酸、グロメリフェリン酸を含む
HNO3+青緑色である
本種と異なり裂芽を欠くのではなく有する
Xanthoparmelia pulla
ベラルーシに分布する
形態的に類似している(この種に同定されていた例がある)
裂芽を欠く
HNO3+青緑色である
本種と異なり地衣体が淡褐色~褐色ではなく褐色~暗褐色
本種より裂片の幅が狭いことがある
本種と異なり地衣成分としてジバリカト酸を含む
本種と異なり地衣成分としてグロメリン酸およびグロメリフェリン酸を含まない

(その他掲載種)

Xanthoparmelia loxodes (Nylander) O. Blanco, A. Crespo, Elix, D. Hawksworth & Lumbsch
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【よく似た種との区別】
Xanthoparmelia delisei
ベラルーシに分布する
地衣成分としてグロメリン酸、グロメリフェリン酸を含む
HNO3+青緑色である
本種と異なり裂芽を有するのではなく欠く
Xanthoparmelia verruculifera
ベラルーシに分布する
形態的に類似している(この種に誤同定された例がある)
裂芽を有する
HNO3+青緑色である
本種と異なり地衣体が淡褐色~褐色ではなく褐色~暗褐色
本種より裂片が薄い
本種より裂芽のサイズが小さい
本種と異なり主要な地衣成分としてジバリカト酸とステノスポリン酸を含む
本種と異なり地衣成分としてグロメリン酸およびグロメリフェリン酸を含まない

(その他掲載種)

Xanthoparmelia pulla (Acharius) O. Blanco, A. Crespo, Elix, D. Hawksworth & Lumbsch
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【よく似た種との区別】
Xanthoparmelia delisei
ベラルーシに分布する
形態的に類似している(本種に同定されていた例がある)
裂芽を欠く
HNO3+青緑色である
本種と異なり地衣体が褐色~暗褐色ではなく淡褐色~褐色
本種より裂片の幅が広いことがある
本種と異なり地衣成分としてグロメリン酸およびグロメリフェリン酸を含む
Xanthoparmelia perrugata
本種と異なり主要な地衣成分としてステノスポリン酸を含むという特徴を欠く
本種と異なり主要な地衣成分としてジバリカト酸を含む

(その他掲載種)

Xanthoparmelia verruculifera (Nylander) O. Blanco, A. Crespo, Elix, D. Hawksworth & Lumbsch
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【よく似た種との区別】
Xanthoparmelia loxodes
ベラルーシに分布する
形態的に類似している(本種に誤同定された例がある)
裂芽を有する
HNO3+青緑色である
本種と異なり地衣体が褐色~暗褐色ではなく淡褐色~褐色
本種より裂片が厚い
本種より裂芽のサイズが大きい
本種と異なり地衣成分としてグロメリン酸およびグロメリフェリン酸を含む
本種と異なり主要な地衣成分としてジバリカト酸とステノスポリン酸を含まない